
こちらは長期お手伝いさせて頂いた関西県の山の上に立つ某ホテル。
本年初夏にオープンし、評判も上々のようだ。

それぞれ独立する宿泊棟がごくごくソリッドな形状に既製品の白いクラッシュタイル貼り。
上品な白ベース配色にアクセントを少し入れていく。
最初はやや単調過ぎるイメージを抱いた。
ところが幾度も試作を重ねる内、徐々に想像力が膨らんでいく。
途中からこの壁面を白いキャンバスに見立てて
まるで絵画を描くように様々なビジュアルが捻り出されていった。
そうして着地点が見える頃には完全に設計者の表現力に感服してしまっていた。
(同時に職人さんの苦労も垣間見えたのだが。)




あまりに自由度の高い作業だった為、一時は終わりが無いかにも思えたのだが、
工期に限りある中ではベストの形で終わった事と予想する。
現場に入ってもまた新しいアイデアが練り込まれ、
完成形は中々の映えな状態なっていてるようでインスタにも写真が多数上がっている。
今最もカメラ持参で訪れてみたい場所の一つだ。

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