2014年06月07日

GeGeGe Road

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鬼太郎ファンの聖地?
鳥取県は境港、水木しげるロードへ行って来た。

幼い頃、人並み以上に怖がりのくせにお化けや妖怪、地獄のナントカとか
その類のものが大好きでよくそれらの落書きをしていた。

今考えると信じがたいが、当時危篤状態にあった祖父を目の前にして何を思ったか
その場で紙に描き始めたのは墓場に浮かんで現れる三角頭巾をしたの祖父の幽霊姿。
それを親類のうちの誰かが祖父の枕元に飾ってくれていたのをうっすら憶えている。

その頃、本といえばもっぱら地獄図鑑だの妖怪大百科や妖怪辞典。
祖母が家に来るとよく買ってくれた。
装丁の糸が緩んで頁がこぼれ落ちそうになっていた気がする。
内容や文章よりも水木しげるさんの魅力ある絵に見入っていた。
おかげさまで鬼太郎ファミリーの偽者の絵なら今でもさらさらと描ける。

そんな訳で今回は独断と偏見で旅先を決定。

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人もまばらな米子駅の0番乗り場から鬼太郎電車に乗って終点まで。
『ゲゲゲの鬼太郎』の作者で有名な水木しげるさんの出身地ということで、妖怪で町おこしをやっている。

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駅から地方独特のゆるい雰囲気が作者の記念館まで続く。
歩き始めるとちょこちょことこれやったらおもしろいよねを本当にやっていて一々ほおが緩む。
道なりには順に様々な妖怪達がお出迎え。見覚えのあるのが出てくるとついつい見入ってしまう。

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商店街のアーケードの下に連なる店の様子もよく見ると
この土地の時代の変化、痕跡のようなものを見ているようで実に興味深い。

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もしかすると今は逆転しているのかもしれないが、
前まではそれぞれ本業一本だったのだろう
既存のCD屋の店先に妖怪ラムネ、米屋には妖怪ガチャ、
燃料器具販売を看板で詠う店も店頭には当たり前のように鬼太郎グッズが並ぶ。
その他かなり強引な合わせ技もありちょっとしたカオス状態である。

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しかしまだまだ置いておけば売れるということなのか声かけがあったとしても軽め、
店先にお客がこようがノータッチなど商売気をあまり感じない店も少なくない。

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そして記念館で妖怪ポストに葉書を投函後。
タイミング良く通行客に取り囲まれる鬼太郎本人にも遭遇することが出来たのだが、
近寄ってみるとこれぞ一番人気の証か、その指先が凄まじくボロボロだ。
顔もどこか塞ぎ込みがちで若干挙動不審。

もし鬼太郎が実際に存在していたら
パリっと爽やかな感じよりも絶対こちらに近いだろうが、
嬉しさの中に寂しさが混じるとういう少し複雑な気持ちにさせられた。

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こんな感じで全体的にピリピリ感の無いゆったりとした空気感がとても心地良い。
妖怪好きがリラックスして休日を過ごすには最適の場所だ。
これなら時間の経過も遅いのだろうと時計に目をやると
そんなうまい話は無く、また鬼太郎電車に乗って家路に着いたのであった。

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鬼太郎なんか今は知らない子供も少なくないだろうが、
全く免疫のない新世代に妖怪・子泣き爺を見せると…

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ハートのおじちゃん?
というちょっと衝撃的なネーミング…。
新しい解釈にジェネレーションギャップを感じざるを得ない。

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初めてそれに触れる者、ずっとそれに触れてきた者。
確かに今回鬼太郎の周りに集まった人の顔を覗いてみると、
子供に負けないくらい、いやそれ以上に良い表情をした大人達がいた。
posted by ASY at 00:00| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 人・物・場所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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