数年前、お仕事でパースを描かせて頂いた物件です。
初期段階ではこんな ↓ ボンヤリした物もありました。

そして、これ ↓ は色や形が決まってきて最終に近い段階の物。

過去のパースを見てまず思う事。
「どうしてもっとうまく描けなかったのだろう?」
これが圧倒的に多いのは何故でしょうか。
その当時は割と必死だったのだと思うのですが…
そして2009年竣工後の写真。
芦屋にある『風の教会』です。

光栄なことに、見学会にも呼んで頂きました。
外観を見てもお分かり頂けるように曲面が多様されていて、
面で構成していったというよりも、まるで粘土遊びをしながら造ったようなやさしい形をしています。
それも偶発的に発生した物ではなく、成るべくしてそうなっているのでしょうが、
屋根も見た事のないような柔らかい形をしています。
特に内部、この不思議な形をした屋根の下にある礼拝堂は天井部分がエラいことになっていて、
間接照明や外光の差し込みによって、物凄い雰囲気をかもし出していました。
こんなの思い付く人ももちろん凄いですが、実際造る人もまた凄いな〜と率直に感じました。
訪れたのは2年も前ですが、今もそのやさしい雰囲気でその場所に静かに佇んでいると思います。
見学会の後、
駅に帰る為の数少ないバスを逃してしまい、タクシーも見事に通りません。
諦めて歩行を開始。
私、発汗過剰なのと中々の距離だったので
汗だくになり
風邪を引きそうになりました。
これもいい思い出です。
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教会ですかぁ、、、
珍しいおもしろそうな仕事ですねぇ。
見るからに設計者の意気込みを感じますし、
それ以上に施工に携わった方たちには、
尊敬の念さえ覚えます。
いわゆる宗教というのは全く興味はありませんが、
目に見えない何かの法則のようなものはあるように思っていて、
日常で気にはしています。
当たったり外れたりで今だ確信まではいきませんけどねぇ。。。
そもそも他の人から、生き方について
あれやこれや上から目線で指示されるのが嫌いでわがままなタチなので、
絶対に宗教は入る事は無いでしょう。。。
ただ、宗教によって心を綺麗にしようと思う効果は期待できますね。
まっ、そう思うのはその団体の一番下っ端の信者だけかな。
毎度おはようございます!
こんな形をした物も人の手によるもんなんですから、ほんと建築って凄いですね。
この教会を設計された方の口癖、
「建築とは恐ろしい。」です。
なんだか深そうですね〜。
私もお墓の前で手は合わせるのと、仏像の造型に少し魅かれる(ナンダそれ!?)
くらいの無宗教モンですが、
目に見えない何かの法則ってのは私も似たような事は日々思ったりします。
バランス論というかなんというか、
まあ前向きに生きる為のコジツケですかね〜。
あとワガママな所。。。私、少し前にハッと気付きましたが(遅)、
どうやら同じくあれやこれや言われるのはずっと苦手だったようです。
もちろんお仕事の時は別ですが。
まあそれが要因の一つとなり、お互い飛び出しているんでしょうかね(笑)
前からたまに見ていたのですが、なかなか面白そうな仕事が入っていますね〜。1枚目と最終の形が全然違う(・_・;)パース屋泣かせなデザインと納期だったのではと予想できます
こっちは梶u空白」さんの仕事が多いのはいいのですが、最近「絵を描く」というよりチェーン店が多いせいか作業的になってきてるのが。。。同じイス、テーブル、カウンターを図面に合わせて置く→レンダ→仕上げを繰り返し繰り返し。。。たまには面白そうな大きな仕事がしたいものです。
それにしてもこの建物、来た人教会とわかるのでしょうか^_^;
僕だけかもしれませんが美味しそうなレストランに見えてしまいます !(^^)!
おおっと毎度です!
初コメありがとうございます!
相変わらずお忙しそうで…うまい事やってますな〜。凄い!
うーむ、やはり短期決戦の方が割りは良いと思いますよ〜。
長いとどうしても色々と要望が増えてしまうので。。。
バリエーションを増やしたい。という気持ちは凄〜く良く分かります。
中々自分の望むままに、とはいきませんが、やはりバランスが難しいですね。
しかし、最近は行く先々で建築業界も景気が悪いとお聞きする事がほとんどなので、
今は安定してお仕事出来ているだけで万々歳ではないかと思います。
いや〜しかし今後の業界の動向が気になりますね〜。
言われてみればこの教会、確かにフレンチレストランでも通用しそうですね〜。
そんな物久しく食べておりませんが(汗
またのお越しをお待ちしております。
初期段階から比べて、ほぼ作り直しな感じ・・ですかね〜
この屋根の形状、ちょっとドキっ てしてしまいます。壁も微妙にテーパーかかってるんでしょうか、観れば観るほど面白い形です。なにか宗教的な思想がコンセプトにあったんでしょうか。。住宅やマンションのような売るためのデザインではないとこが興味深いです。
でもこうして完成予想パースと実際に竣工された建物を同じアングルから撮影して、並べて見ると面白いですね〜
毎度です!
最初のはホントイメージで、
「こんなんやろうおもいまんねんけど、どうでっしゃろか?」と
施主さんにポンっ、と持っていかれたんですかね〜。
カタチが形だけにGOが出たのが凄いですが…
よほどの信頼関係が成り立っていないと難しそうです。。。
確か当初のコンセプトとしては
『そよ風』と、教会らしく『天使の羽』…だったでしょうか。
特に羽のイメージを屋根部分で表現したかったのだと思います。
ベージュが主色としてパースを描きましたが、写真では思ったより赤土色に寄っているので、
私は勝手に、ヨーロッパの農村部辺りに建っていそうだな〜と妄想していますが、
意外と日本建築を意識した部分もあったりして面白いです。
羽を模した屋根と天井、斜めにそり立つ壁、変則的なスリット。施工の方は冷や汗かいたかもしれませんね。
まあ建築の中でも、かなり特殊な部類に入ると思います。
こうして実際出来上がったものを見ることは本当に勉強になります。
パースと全く同じだったり、自分が思っていたのと違う部分があったりと非常に興味深いです。
プライズさんも空いた時に過去描いた物件、見に行ってみてはどうでしょうか。
同じアングルで写真撮ってビフォアアフター(笑
オススメします〜。